初任給の手取りってどのくらい?もっともメジャーな使い道とは

 

社会人になってはじめてもらえるお給料、初任給。

 

どうやって使おう!とワクワクしながら蓋を開けてみると、思っていた金額よりも少なくて「えっ、これだけ?」なんてビックリした方も多いのではないでしょうか。

そう、初任給というのは額面通りもらえるわけではなく、私たちはそこから諸々のお金が引かれた「手取り額」を受け取ることになるのです。

 

まず、「初任給」という言葉について正しく理解できていますか?

初任給とは、社会人になって初めて受け取る給料のこと。

基本給に加えて、通勤手当などの各種手当を合算した金額を指します。

 

でも、初任給が異様に高い会社は要注意。

いくら初任給が高くても、その後基本給の昇給が見込めなければ、今後の収入に大きく影響してきます。

多くの企業で夏と冬の1回ずつ実施しているボーナスもまた、基本給がベースとなっています。

企業を選ぶ際には、初任給の金額だけではなくその内訳や、今後の昇給についてもチェックしておきましょう。

 

続いて「手取り額」とは、会社から支給される「額面」給与から、税金や保険料などが「控除」として差し引かれ、実際に手にすることのできる金額のことを指します。

手取りとして手元に入ってくるのは、額面給与のおよそ75~80%と言われています。

 

では、控除として給与から引かれるお金にはどのようなものがあるのでしょうか。

 

控除の内訳は、おもに雇用保険、所得税、厚生年金保険料、健康保険料の4つとなっています。

 

【種類】

【内容】

雇用保険

失業したときに失業給付金を受給するための保険。給与の0.3%。

所得税

個人の所得に対して発生する税金。

厚生年金保険料

将来、年金を受給するために支払う掛け金。

企業と労働者で折半した規定の金額が引かれる。

健康保険料

病気やけがの治療費の自己負担額を軽くするための保険。

企業と労働者で折半した規定の金額が引かれる。

 

ちなみに、2016年に厚生労働省が発表した「平成28年賃金構造基本統計調査」の結果によると、大学卒の初任給の平均は20万3,400円。

初任給平均額から上記4つが天引きされると…。

 

20万3,400円-雇用保険(610円)-健康保険料(9,910円)-厚生年金保険料(18,182円)-所得税(3,840円)=17万858円

 

保険や税金の額はあくまでも目安となりますが、なんと合計で3万円以上も引かれることになるのですね。

 

また、就職から2年目以降はこの4つに加えて住民税が発生します。

住民税とは、在住する都道府県や市町村に納める税金のこと。

前年1年間の所得に応じて発生するため、支払う額は人によって異なります。

こちらも初任給を基準にして計算すると、

 

20万3,400円-雇用保険(610円)-健康保険料(9,910円)-厚生年金保険料(18,182円)-所得税(3,840円)-住民税(7,113円)=16万3,745円

 

となり、手元に残る額はさらに少なくなってしまいます。

また、これらは労働者の所得を加味したうえで金額が決定するため、当然ながら収入があがるにつれて、支払う金額も大きくなっていきます。

 

ちなみに、初任給がフルでもらえるのは、ほとんどの場合5月になってから。

給料の締め日の関係で4月にもらえることもありますが、勤務した日数分だけが反映されるため「初任給」として認識していた額よりはかなり少なくなります。

「翌月までお給料が入らないのをすっかり忘れていて、生活費が足りなくなってしまった…」なんてことにならないよう、気を抜かずに生活していきましょう。

 

 

さて、気になるのが初任給の使い道ですよね。

はじめてお給料をもらった新入社員は、何のために使っているのでしょうか?

 

三井ダイレクト損保株式会社が行った調査によると、初任給の使い道1位が「親にプレゼント」で45%、続いて2位が「貯蓄」で41.3%となっています。

大きく差をつけて「友人と食事」「仕事用の服などを購入」と続きますが、やはり上位2位が圧倒的に大きな割合を占めています。

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http://news.mitsui-direct.co.jp/topics/20140626/index.html?id=40170

 

大学卒業まで育ててきてくれた親への感謝を伝えたい、と考える人が多いのですね。

ちなみに、実用的な家電やインテリア、温泉旅行やレストランでの食事などが人気のプレゼントのようです。

初任給が出たときというのは、感謝の気持ちを伝えるのに最適なタイミングだといえるでしょう。

 

また、将来に向けて早めに貯蓄を始めるのも良いでしょう。

莫大なお金がかかる結婚や出産、老後への積み立ては早いに越したことはありません。

海外旅行や車の購入などを目標に貯めていくのもいいですね。

 

オススメは、お給料をもらった時点で貯金する分を取り分けておく方法。

使って残った分を貯めよう、と思っていても、なかなか残せるものではありません。

無理のない範囲であらかじめ貯めておくようにすると、ガマンするよりもラクに続けられますよ。

 

とはいえ、どんな使い道をするかはあなた次第です。

後先を考えずに散財するのはオススメしませんが、たとえば習い事や勉強などの自己投資にお金をかけてもいいでしょう。

若いうちにいいものを知っておくことは今後の人生にも大きく影響しますから、これまでは手を出せなかった高級な料亭に行ってみるのもいいかもしれません。

 

自分にとって、どんなふうに使うのがプラスに働くのか?

よく考えて、有効な使い道を検討するといいですね。

 

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